「何でもいい」は何でも良くない

デザイン


物凄くダサくて変な画像にしてますね。答えは後でわかります。
ところでデザイナーまたはクリエイティブ系の仕事をしているみなさん。クライアント(またはそれに準じる依頼主)から

「なんでもいい」

って言われたことはありませんか。
もし、この記事を読んでいるデザイナーを目指している方がいますか?
何でもいいなら、好きに作っていいじゃん〜楽勝じゃん〜って思いませんか?
実はこれ、定番ネタ(※ネタではない)で、「あるあるネタ」です。

デザイナーの悲鳴が聞こえてきそうですが。

デザインは何でもいい?

結論から言うと、NOです。

それは、依頼主の本音ではないからです。

もし好きなようにデザインをして、依頼主にラフを提出すると

「そうじゃないんだよな〜」

っと言われることがある思います。その時は

(#°Д°)は???

………とは言ってはいけない。(我慢我慢……)
これはもう、本当にあるあるです。私も経験があります。
だから、「何でもいい」というセリフを鵜呑みにしないで冷静になりましょう。
では、なぜダメなんでしょうか。

そもそもなぜ「何でもいい」と言うのか

その本音を探ってみると、3つ理由が考えられます。
①考えるのが面倒
②どうしていいかわからない

③本当に何でもいい
①はお金を出して依頼しているのに正直この考えはどうなのかな…とは思いますが、「考えるのが面倒」「忙しくて考える余裕がない(だから面倒)」というものです。
②は依頼主の中にはデザインに関して知識がない人も多くいます。そのため、デザインはまさに「未知の世界」。「どうしていいかわからない(どう依頼をしていいのかわからない)」ということになります。
③は…ごく少数かもしれませんが、少し①に被るかもしれません。

個人的な意見ですが、②が一番多いと思っています。

解決方法

一番はやっぱり

コミュニケーションです。

依頼主が例え「何でもいい」と言ったとしても、それはわからないから答えようがないだけと意識するのが大切です。

では、どのようにコミュニケーションすれば良いのでしょうか。
あくまで私のやり方ですが、対面で打ち合わせをしているならば、その場で簡単なラフを描いてしまいます。ビジュアルの全体像がわかれば、依頼主も話がしやすくなり、そこから少しずつ要望などを聞いていきます。

頭の中で想像できないのであれば、実際に見せてしまうのです。

ただ、営業さんが持ち込んでくる場合は、そういうわけにもいかないので「何でもいいと言われてもそれはわからないだけだからちゃんとコミュニケーション取ってきて」と事前に伝えておくのもいいかもしれません。

ちなみに私は社内の人間に「何でもいい」と言われたので

背景はレインボーにしますね!

と言ったことがあります。

まとめ

ここまでのことをまとめると、
①「何でもいい」は「どうしていいかわからない」気持ちが隠れている
②「何でもいい」と言われたらその場でラフを描くなどコミュニケーションを図る


※決して「背景はレインボーにします」と言ってはいけない

終わります。